« 今年もマイペースで参ります。 | トップページ | 月夜 »

2012/01/08

繋ぐということ。

だいぶ前から考えていたこと。

まだ私が若かった頃に仕立てた着物や、成人式にあたり両親から仕立ててもらった振袖。

それから少し茶道の手習いなんかをしていたので、少しずつ増えていった着物達。

嫁いだときも大事に持ってきたのですが。。。。

さすがに切る機会も少なくなり、っていうか一度も袖を通していない着物もあったりする。

なにより「振袖」をどうしようか。

袖を短く仕立て直して「訪問着」にしればいいとは言うものの、せっかくの「振袖」。

伝統的な柄で、袖を切るのはもったいなくて。

ならば、姪っ子に貰ってもらえたら・・・なんて。

まずは一度「洗い」にだそうと。

どこのクリーニングにだそうか悩みに悩み、下手なところにクリーニングに出して失敗したらもっと後悔しそうだし。ということでその「振袖」を仕立てていただいたお店にご相談してみようと思ったのがちょうど一年前。

当時のお店が今も営業してるのかどうかがまず心配だったのですが、ちゃんと今も営業されていました。

古い振袖を持ち込むのは気が引けましたけど、そんな心配とは裏腹に「振袖」を見て、間違いなく自分が仕立てた着物だととても感激していただきました。

この振袖を着たのは「成人式」「卒業謝恩会」「兄の結婚式」。あとは百貨店に勤務していた頃、お正月の「初売り」でも着たっけ。

「5度回着ていただいたらこの振袖も本望です」とご主人。

いや、それでもね・・・。

虫食いは無いものの少し色が褪せて見えるのが気になっていたですが、それはここ数年の猛暑でカビが原因とのことでした。

ご主人は

『まずは「解き洗い」をして出来上がりを確認しましょう。
それからもう一度見て、気なる箇所があったら、今の絵柄の上から職人さんが紋様を追加して責任を持って、新品着物と何ら遜色ないように仕立ててみせます。』

この時代、職人さんも仕事が少なく、こういったリフォームの技術で名を売って指名をうけることが多くなってきてるのだそうです。

そういう時代なんですね・・・。

まずは両親に相談し、兄夫婦に相談し、喜んで貰ってもらえることを確認。

そこが一番心配だったところです。
着物自体、保管も洋服と同じほど簡単ではありませんし、、要らないよって言われたら仕方ありませんしね。

正直なところ、姪っ子が成人になるまであと数年ありますし、こんな古典的な柄は今の若い子の好みではないと思うのです。

今は喜んでいても、いざ成人になる頃には「この柄はちょっと・・」「他の着物がいいよ」ってことや、「レンタル着物の方がお手軽よね」「自分で選びたいわ」となっても、私としては全然構わないのです。
「端切れ」にしようが「風呂敷」にしようが古着屋に出しても結構。

当時それほど余裕があったけではないのにかなり無理して仕立ててくれたであろう「振袖」を私がお墓に持っていくのが申し訳なくて。。。孫にあたる姪っ子に繋いでもらえたら、それが一番喜ばしいことなんじゃないかっていう私の勝手な思いです。

なんとなくそれで私の肩の荷が少し減るような、そんな私の我儘というか押し付けなんですよね。。。

« 今年もマイペースで参ります。 | トップページ | 月夜 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/56638/53681943

この記事へのトラックバック一覧です: 繋ぐということ。:

« 今年もマイペースで参ります。 | トップページ | 月夜 »

TUBUYAKI

最近のトラックバック