うどんげ(優曇華)の花
仏教の世界には、三千年に一度だけ花をさかす「優曇華(うどんげ)の花」と呼ばれる想像上の幻の花があるそうです。
“滅多にないもの”の例えとして引用されるらしいですけど。
そんな3,000年に一度の奇跡をね、
私、見てしまいました。
庭の畑で。
あ、、、。
正確には、やっぱり“見損ねた”が正しいかもしれません。
庭の野菜も伸び放題。
オクラももう少しで収穫できそう。
トマトも支柱がちいさくなってきました。
ミニトマトも、トマトベリーも青い実がたわわについてきました。
もう少しで熟しそう。。。
そんなトマトベリーの実に異変が。
よく見るとほら。。。
トマトの果実からフワフワ、フワフワ。
何でしょう、これ。
細いウブ毛の先に緑色の種のようなものついてます。
カワイイ。
このトマトベリーってこんなウブ毛がつくのかな・・・?
でも他の果実にはこんなウブ毛はついていないし。
突然変異?それにしても綺麗。
かぼちゃの支柱を手直ししてた相方を呼んで見せてあげたら、
あっさりと・・・・、
「あぁ、『クサカゲロウ』の卵だ、こんなところに珍しいな」。
クサ?カゲロウ?エ?えぇーーーーっ?虫のたまごぉーーー?
あわてて、トマトからウブ毛を払い落としてしまいました。
他のトマトにもないか調べてみたけど、なかったようです。
後で調べてみたら相方のいうとおり「クサカゲロウ」の卵でした。
この「クサカゲロウ」の卵から幼虫が出てくると、先っぽの緑色の部分が白くなり、まるで花が咲いたように見えるのだそうです。
その様子と、この卵をなかなか見ることができないことから「優曇華(ウドンゲ)の花」と呼ばれているのだそうです。
なるほど。。。
私が見たときは卵の部分が緑色だったから、産み付けられたばかりだったみたい。
あの時、慌てて振り払っちゃって、3,000年に一度と言われる「優曇華の花」を見損ねてしまったわけです。
見てみたかったな。
もし、また見つけたら、今度はトマト一個くらいケチケチしないでくれてやる。
他のトマトに被害が及ばぬようにはしないとだけど・・・。
そんな夏の出来事でした。
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