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2011/07/22

うどんげ(優曇華)の花

仏教の世界には、三千年に一度だけ花をさかす「優曇華(うどんげ)の花」と呼ばれる想像上の幻の花があるそうです。
“滅多にないもの”の例えとして引用されるらしいですけど。

そんな3,000年に一度の奇跡をね、
私、見てしまいました。

庭の畑で。

あ、、、。
正確には、やっぱり“見損ねた”が正しいかもしれません。

庭の野菜も伸び放題。

0717

オクラももう少しで収穫できそう。

トマトも支柱がちいさくなってきました。

0717_2脇芽も少しみないと、どんどん出てきてしまいます。

ミニトマトも、トマトベリーも青い実がたわわについてきました。
もう少しで熟しそう。。。 

 

 

 

そんなトマトベリーの実に異変が。
よく見るとほら。。。07172

トマトの果実からフワフワ、フワフワ。

何でしょう、これ。

07173

細いウブ毛の先に緑色の種のようなものついてます。
カワイイ。

このトマトベリーってこんなウブ毛がつくのかな・・・?
でも他の果実にはこんなウブ毛はついていないし。

突然変異?それにしても綺麗。

かぼちゃの支柱を手直ししてた相方を呼んで見せてあげたら、

あっさりと・・・・、

「あぁ、『クサカゲロウ』の卵だ、こんなところに珍しいな」。

クサ?カゲロウ?エ?えぇーーーーっ?虫のたまごぉーーー?

あわてて、トマトからウブ毛を払い落としてしまいました。

他のトマトにもないか調べてみたけど、なかったようです。

後で調べてみたら相方のいうとおり「クサカゲロウ」の卵でした。

この「クサカゲロウ」の卵から幼虫が出てくると、先っぽの緑色の部分が白くなり、まるで花が咲いたように見えるのだそうです。

その様子と、この卵をなかなか見ることができないことから「優曇華(ウドンゲ)の花」と呼ばれているのだそうです。

なるほど。。。

私が見たときは卵の部分が緑色だったから、産み付けられたばかりだったみたい。

あの時、慌てて振り払っちゃって、3,000年に一度と言われる「優曇華の花」を見損ねてしまったわけです。

見てみたかったな。
もし、また見つけたら、今度はトマト一個くらいケチケチしないでくれてやる。
他のトマトに被害が及ばぬようにはしないとだけど・・・。

そんな夏の出来事でした。

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