「山崎糀屋」@阿賀町
阿賀町に行った時にもう一軒寄ったのが「山崎糀屋」さん。
手ぬぐいをほっかむりした、お肌つやつやのあの女将さんがいらっしゃった。
自然食やスローフード展などでもよく見かける山崎京子さん、その人だ。
お店には先客さんがいて、女将さんがどうやら「味噌」の説明をしている最中。
試飲の糀だけでつくられた「甘酒」をいただきながら、その話に耳を傾ける。
「懐かしいおばあちゃんが作った味噌の味がするでしょう?ウチはね、昔とおんなじ作り方で今も作ってる田舎味噌なのよ」
明治創業以来、同じように大豆を炊いている。同じ道具、同じ手法で味噌を作っているのだそうだ。
糀もしかり。
時間を惜しまず、手間暇かけて、昔ながらの作り方を守る。
決して大量生産はできないし、しない。
味がかわってしまうから。
TVや新聞などを見て、関西や関東からの発注が絶えないのだそうだ。
おかげで、私のお目当て「にんの糀漬け」も、食べ頃のはすべて完売。
“仕込みたて”らしく食べごろはもう二週間とのこと。
発酵食は時間をかければかけるほど美味しくなるという。
「3月いっぱいは冷蔵庫で4月後半になったら冷凍庫にいれておくといいよ。そしたらもっと美味しくなるから」。と京子さん。
後ろめたさを感じつつも「ファストフード、ジャンクフード」はやめられない。
その分、こんな気持ちもココロも元気にしてくれるスローフードもいただきたい。
じわじわと心身ともに元気にしてくれる。
発酵食っていいよね。以前新潟市の沼垂地域の「発酵食をめぐるツアー」に参加した時を思い出しちゃった。職人さんて、いいな。
○「にしんの糀漬け」。
食べごろはお花見の頃。
花見酒の肴にちょうどよさそう。
それまで残っていれば・・・の話。
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