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2010/06/26

終わりは、始まり。

6月25日。
とうとうこの日がやってきた。

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『大和 新潟店』最終営業日。

最後まで行こうか行くまいか決めかねていたけど、やっぱりちゃんと見届けなきゃ。

ここで育ててもらったし、「最後まで勤めるよ」って泣きそうな顔で話してた元同僚の友達にも「お疲れ様」って声をかけてこなきゃ。

途中の花屋さんで小さな花束を買いに行ったら、私のような人が多いらしく、いくつもの花束が準備されていた。

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夕方6時前にお店に着いたのに、「ダンシングラビッツ」前は報道陣と詰め掛けたお客さんで一杯。

そこをすり抜け店内のエスカレーターを一階ずつ上っていく。
階をあがるごとに、いろんなことを思い出す。

まだ新人の頃、あまりに下手な「リボン掛け」をお客様に「ダメだし」されたこと。

教育係だった先輩はどうしているだろう。

どうどう、カード詐欺を捕まえた事があったっけ。

初売りで着る振袖が実は楽しみだったな。

棚卸しは近くの旅館で真夜中までみんなでソロバンと電卓弾いてた。

拡販が売れなくて、売れなくて、結局自分で買ったパールは今も大事に使ってる。

毎月お皿を一枚ずつ新調してくれたお客さんは今もまだ来てたんだろうか。。。来月からどうするんだろう。。。

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友達は、今日最後の接客をしてる友達は、どんな気持ちで今日を迎えたんだろう。

働いてる人の切ない気持ちは推し量りようがないけど、この古町の商店街や新潟市民の気持ちならわかる。「本当に長い間、ありがとうございました」だ。



6時を回ると売り場はまだお客様でいっぱい。
その中で相変わらず忙しそうに接客してる友達を見つけた。
目を真っ赤にしながらも笑い顔の友達は「とうとう来ちゃったよ、今日が」。。。

おばさんと言われる年齢の私よりも若干先輩の彼女は、再就職も厳しいことを充分わかっている。
焦って慌てて辞めて仕事を探すより、ちゃんと仕事の後始末をしてから先のことを考えたいと言っていた。

小さな花束を彼女の分しかないけど、気持ちは今日最後までお店に立ってる店員さん全員に渡したい気持ち。

感謝とこれからのエールを込めて。

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コメント

>>おーちゃんさん
こんばんわ~。
本当に、本当に残念でなりません。
古町商店街の方々や地域住民の人たち、従業員、関係者の人たちにを思ったら私なんて・・・。
でも「時代の流れ」なんて言葉で片付いちゃうとやっぱり胸がズキンと疼いちゃいます。
古町も友達のことも新しいスタートを見守りたいと思います。

長岡・上越が閉店し、県内最後の新潟も閉店ですね。
長岡店には子供の頃行った思い出があります。
元の職場だったなら、思い入れもひとしおでしたね。
本当に残念です。

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