食養薬膳の世界~不足を補い、余分を落とす~
前々から興味をもっていた「薬膳」の講演会に行って来ました。
新潟テルサで開催された「Natural Life Festival」(4月24、25日開催)の中の特別講演会のひとつで、
高津征子先生による「新潟薬膳。~不足を補い余分を落とす~」というもの。
漢方では体の機能を大きく分けると“肝”“心”“脾”“肺”“腎”の五臓に区分される。
その五臓と、新潟の五季“春”“初夏”“長夏(湿気の多いジメジメの夏)”“秋”“冬”と、五味と旬の野菜には、
漢方・薬膳の世界でいう「相生」「相克」の関係があるというお話でした。
ちなみにその「相生(そうじょう)」というのは宇宙的に何かを生み出す関係で、「相克(相克)」は何か削ったり、抑えたりするような関係(なんだと思います)。
この写真の中の中の五角形が「相生」で星形が「相克」になる(らしい)。
私の解釈としては、
五臓のように五味があり、五季があり、旬のお野菜がある。
それぞれ「相生」「相克」の関係があるってこと。
旬の野菜と、相克する季節、または相克する五味の野菜の組み合わせが大事ってことなんじゃないか、、、、と。
ただ表のお野菜の区分については講演会の中でもいろいろ質問が飛んでいたのですがどうも質問と回答がうまくかみ合ってなかったような、私の理解力の無さなんですが。。。
この季節と野菜は旬というより、「相克」してる野菜のことなんじゃないかしら・・・。
この相克してる野菜や五味が不足を補い、余分を落とすってことなのかな・・・。
五味調和のお話に気をとられすぎていたら「五性」についてのお話がなかったような・・・。
ここも気になるところ。これは陰と陽のことなんだろうけど、どうなんだろう。
この疑問をすっきりさせるにはまた来年講演会に行くしかないかな~。
○講演会でいただいた「春の食養薬膳弁当」。
左上から右順に
・セロリとキャベツの漬物サラダ
・青大豆のサラダ よもぎドレッシング
・玉葱黄皮エキスで炊いた胚芽米のご飯鱒
・金針菜とコンニャクの梅醤煮
・鱒の米麹味噌漬パン粉蒸し
・向日葵子豆腐
・(再びご飯)
・節蓮根粉入り蓮根金平と人参の花山椒風味
・紅玉のシナモン煮
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コメント
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きのう、講演した。
投稿: BlogPetのmellon_panda | 2010/04/30 15:25