節分に豆を食す！「打ち豆」

先日の節分。食べた方おおいですか？「恵方巻」。
今年は「のり巻き」に飽き足らず、甘～い「恵方巻ロールケーキ」なんかも登場してました。
それ、オイシソ～。でも買いそびれちゃいました。そしたら友達が「『まるごとバナナ』も恵方巻じゃん！」ってっ（笑）それ、超ナイス～です！

そんな節分に「豆、豆」と思い、懐かしい「打ち豆」を使って『打ち豆とひじきの煮物』を作ってみました。
沸騰したお湯で茹でてからひじきとしっしょに炒め煮します。そのとき、きちんと薄皮をとらないと食べにくいんです。（今なら、茹でてサラダにしたり、洋風のスープにもしたりと幅広く使えそうですネ）

ところで「打ち豆」ってご存知ですか？？？？
これは全国にあるのかしら？新潟とか北陸とか東北だけ？
簡単に言うなら丸大豆を潰して乾燥させたものなのです。

「打ち豆」というと、浮かんでくるのは、他界してもう十数年になるおばあちゃんの姿なんですよ～。

私がまだほんの子供だった頃、冬になると祖母は囲炉裏端で新聞紙を広げ、そこで打ち豆を作ってました。
秋に収穫した大豆を、人の頭くらい大きい石にのせ「カツン、カツーン」と木槌で打ち潰すのです。見てると簡単そうで、面白そうで、よく手伝いをしていました。でも丸い石の上に上手くのせられなくて、空打ちしちゃうんです・・・^^;

新潟の田舎ですから、「打ち豆」は冬になると不足しがちなたんぱく質を補うにはもってこいの保存食だったのでしょうね。
丸大豆より火の通りが早く、柔らかいので、お味噌汁や煮物によく入っていました。
今となっては懐かしい「おばあちゃんの味」なのですが、当時は、子供好みの味ではなかったので、あまり好きではありませんでしたけど・・・。

○ようやく降った雪ですが、すでに春の芽すくすく成長中。
今朝は窓ガラスが凍って開かなかったけど、昼間はとっても暖かかった。本番の冬が来る前に春が来ちゃうのかナァ・・・。