かきのもと~花を食す~
新潟の秋を食す。それも・・・花を食す(*^_^*)です!
新潟の野菜売り場で鮮やかに並んでいる薄紫の綺麗な菊の花。
「かきのもと」が最盛期をむかえています。
ほんの半月前はまだ蕾だった実家の畑の「かきのもと」も見事に花開いて来ましたよ。
スーパーで一年中手に入る野菜が多い中、秋深まるこの時期だけの「旬の味」ですね。
もともとその歴史は室町時代に中国から渡ってきた「延命楽」という紫の菊が原点らしく、無い年月をかけて今の「かきのもと」に至っているようです。 食用菊には「かきのもと」のほかに黄色い「金唐松」という菊もありますがそれはやややわらかめ。シャキシャキとした食感とその旨み味を比べるとやっぱり「かきのもと」が私は好きだな。
菊の花を食べる風習は新潟や東北地方だけだと聞いたことがあるけど、それもずいぶんと前の話。今ではどうなのでしょうね・・・(^.^)???
「かきのもと」。その名前の由来はいくつか言われてるようです。
その名のとおり、柿の木の根元に良く生えているからとか、よく垣根代わりに使われていたからとか・・・。
ところがこの名前、同じ新潟県内でも中越地方へ上るとその呼び名もかわるんです。それが「思いのほか」。
食べてみたら思ったより美味しかったのかしら~(笑)
もっと面白いのは山形地方へ行くと同じ品種が今度は「もってのほか」と呼ばれているのです。天皇家の御紋である菊を食べるなんて「もってのほか」だったとか・・・。
名前の由来って面白いですね。
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